さて、WSを組みますか

4K2Kの表示システムが一段落したので、昨日届いたマザボを使いWSを組んでみることにした。


まずPCケース Level10 GT 取り出す。
Level10 の普及版ではあるが、オリジナルよりもPCケースとして扱い易いものとなっている。


「カッコイイね」

こういった演出、嫌いじゃない。
パーツ買いで自作すると、何となくではあるが高級感的なものとは無縁になりがち。チョットしたことではあるが、少しでも箱を開けた際の“幸福感”は「これを選んで良かった」と思わせる重要な要素だと思う。


もっとも、中身が重要なのは当然のことだが。


Level10はGTになってフレームがノーマルな箱型になった。
原型を留めようとしてはいるが、若干無理があるな・・・
だが、構造的には良くできているし、むしろオリジナルより扱いやすさではGTの方が上ではないかと思う。


さて、次は電源だ。

PCケースに収まってしまえば見ることのない電源。こちらもケースと同じく通常無意味とも思える味付けが、、、

「なぜ巾着にケースを・・・、ケーブルにも専用の入れ物がある」

自作する人間に対してのメーカー側の拘りの演出、といった感じだろうか?。


100GB以上の容量に対応したXLフォーマットのパイオニア製BDドライブ。

・・・これでも容量的には足らないな、早く1Tbくらいのディスクになってほしいものだ。


デカイ、デカすぎるぞ、空冷CPUクーラー。
手前に置いたフリスクのケースがとても小さく感じる。マザボにはCPUが横並列でレイアウトされているのだが・・・

こいつ、横並びで収まるのか?


小さな箱に、安っぽく収められているCPU。1個で軽くミドルクラスのPC1台分の162,749円、2個で325,498円にもなる。


こんなものが、32万円以上もするのか・・・
まあ、昔はこのくらいの価格は普通だったかな。最初に買ったWSは1,230,000円だったし・・・
最近はデフレに加えて円高の時代だから、他に比べると異常に高価に思えるのだろう。


CPUクーラーを取り出し、大きさに驚愕する。冷却効果的に、これでダメなら水冷しか無いな。


コイツが待ちに待った、
いや、待ちに待たされたマザボ Z9PE-D8 WS。


「これで不良だったら許さん!!」


昔と違って今はピン無しなので取り付けは異常に簡単。もちろん取り外しも同様。


アッサリとハマるな、ちゃんと動いてくれよ、ツインズ。

しかしTDP150ワットか・・・夏、しんどそうだな、DUALだし。
冷房機の吹き出し口からダクト引っぱろうかな?


CPUクーラーにファンを付けるとメモリーが付けられない、、、そこでファン無しの状態でメモリーを装着することにする。


ジャンクパーツと一緒にしまわれていたNvidia Quadoro4000を装着。
Quadoro4000は熱問題が深刻なので、CPUやメモリーからは少し離したスロットにレイアウトした。

・・・まあ、一番上のスロットはバカデッカイCPUクーラーと干渉してしまうので使えないけど。


なるべく配線は基盤裏のケースの隙間を這わせ、ケース内の風通しを良くするようにした。

ところが、一本 電源の極太ケーブルが短かったため、背面を這わせることができず、フロントへの取り回しとなってしまった。

「チッ!」


次は、以外と簡単に入手できたWD VelociRaptor WD3000といきますか。一時は在庫なしだったり、あったとしても”お一人様1台”、なんて感じになっていて焦った。

コイツをRAID0とし、起動ドライブに使用することにする。

もしリード&ライト処理がたいして早くならなかったら、SSDを新たに導入しようと思う。


最後にBDドライブを装着、おまけで余り物のメモリーカードリーダー搭載のFDDも取り付けた。

装着物は完了したので、ケース前面のパネルにあるUSB、オーディオ関係の配線を処理。適切にマザボと接続をした。


前面同様に上部USB3.0、eSATAの配線も処理。


さぁ、早速 通電テストだ。

「げっ…止まる、BIOS画面にすら辿り着けない」

Q-Code LEDには67、マニュアルには”CPU DXE 〜…”とある。
とりあえずCPUクーラーを全て取り外し、1CPUの1メモリーで動作チェックしてみる。

「おぉ、動いた!」

そこで2CPU、4メモリーをトライ。これも問題なく動作をした。

・・・これは、例の枚数が多いと高クロックで動かない病なのか?
一か八か8枚全てをセットし、BIOSでメモリーのクロックを[Auto]から1333に変更してみた。

「動くね」

残念、1600Mhzは封印か・・・
4Gbの8枚じゃなくて、8Gbの4枚にしておけばよかった。
1333Mhzは悲しいので、しばらくは4枚の16Gbメモリーでいこう。・・・BIOSアップデートでなんとかならないかなぁ。


なんとか組み上がったな。
何だかんだで、38時間も掛かってしまった。


さっさとOSいれて環境整備しなくては・・・。

でも、もう体がバキバキでかなり痛い、続きは一度仮眠をしてからにしよう。
首の痛みから、頭も酷く痛んできた。

こりゃ、とっととロキソニンS飲んで寝た方がいいな。

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Commentsこの記事についたコメント

5件のコメント
  • seal

    はじめまして。
    「Z9PE-D8 WS」の人柱記事をググってたらたどり着きました。

    こういったXeonプロセッサーを2つ使ってメモリを32GB以上さして、
    サーバー等の用途以外(例えば小中規模の科学技術計算やFPS,動画エンコード等)に使ったらそれはそれでただ単に「ハイエンドPC」ということでいいのでしょうか?
    何かに支障をきたすというのはあるのでしょうか?

    2013年2月14日 3:27 PM
    • hidyboy

      はじめまして。

      「Z9PE-D8 WS」はワークステーション向けの商品です。
      サーバーとしても使用可能ですが、主に高度な演算処理や通常のPCでは負荷の大きい作業をこなす用途で使用されるワークステーション(ハイエンドPC)向けです。

      通常のOSをインストールするのであれば何の問題もありません。
      この手の環境の場合はWindows系の64bit OSを使用することになるかと思いますが、通常のPCと同様に64bit OS対応アプリであれば表計算からゲームまで何でも使用可能です。
      ※ちなみに私のPC環境は現在全て64bit OSですが、インターネットやゲーム、3DCG制作環境も何ら問題はありません。

      ・・・あえて支障がある箇所がある箇所をいえば”財布”でしょうか。
      最終的に私のWS制作にかかった費用は80万円弱となりました(某メーカーのBTOサイトで見積もると130以上します)。

      2013年2月14日 7:21 PM
      • seal

        返信ありがとうございます!

        なるほど・・・。
        やはり問題は金額ですね・・・笑

        私個人としては、CUDAプログラミングやFortranを使って個人的に研究開発をしたいと思っております。
        なので64bit環境は必ずなってしまうので、そのへんは問題無しということですかね。

        このマザーボードの他に、デュアルソケットマザーボードであればSupermicro製やEVGA製などがありますが、3-way SLI構成の場合はどのマザーボードが良いのでしょうか・・・?

        2013年2月15日 6:43 AM
  • seal

    そういったライセンスが存在していたのですか。。。

    リンク先の写真・・・いやあ、はじめてみましたこんなの(笑)

    でもまあ、やはりASUS製のマザボが一番安定して、品質管理もちゃんとなっていそうなのでASUSで大体決まりですかね^^;

    2013年2月16日 5:49 PM

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