ハードディスクの物理的破損

去年から組んだばかりのワークステーションでDドライブが不安定になり、作業データやアプリまでが破損する事態が頻繁に発生している。

2013-03-12

1.アンマウント、2.RAIDドライブ オフライン、3.リマウント
.アンマウントとリマウントを瞬時におこなうDドライブ(SATAコントローラはMarvell製)

原因はZBrushの地獄のキャッシュアクセス(たぶん・・・、ニューマシンでのZB使用を期に見事に症状発生をしたから)。
組み込んで5ヶ月で症状発生、作業としては2ヶ月少々実践投入した時点での不安定状況の発症となる。

物理的に破損(“カリッ”、”キチャッ”等の異音あり)したDドライブの構成はRAID 0 – WESTERN DIGITAL WD3000HLHX [300GB SATA600 10000] ×2台。
10000回転のRAID 0なんて構成がZBのマシンガンアクセスに対してリスキーだったのかもしれない。

しかも最近はファイルのセーブ時に頻繁に発生するため、作業データはクラッシュしてしまうし、アプリの動作不良を起こしダウンすため、保存しようとしていた作業データも消失してしまう(落ちないがデータ保存がエラー表示連発でできないことも。そこに見えているのに保存できない・・・拷問に等しい)。
まめにセーブしようと心がけていたのだが、あまりにも頻繁に発生し関係のないファイルを破損させ、そのたびにチェックディスクで半日という日々にギブアップ。・・・しかもチェックディスク後には数百単位で”0バイト”ファイルが生まれる始末。

仕方が無いので新たなドノーマルHDDを2台購入しRAID 0を再構築することにした。
ただし、CドライブのSSD延命対策のためにDドライブへUsersフォルダを移築してジャンクション設定しているため、Dドライブ換装する前に別の安全なドライブにUsersフォルダを移築しジャンクションの解除と移築先へジャンクションを再設定する必要がある。
もちろんDドライブ換装後にも同様の作業と設定をしなければならない(これが面倒で換装を我慢していたのだが・・・)。

めんどくさがっていても何も始まらないので、とりあえずUsersフォルダをEドライブに移築することにした。

さっそく作業用の管理者権限ユーザーを作成しログイン、Usersフォルダを丸ごと全コピーすることに・・・

うぅ、データのコピーでアンマウント、リマウント症状多発、、、合計14回。
データも数え切れないほどのリードエラーファイルがあり、バックアップしていなかったものは絶滅と思われる。

そんな状況下にあっても奇跡的に助かったデータも中にはあった、

2013-03-12_B

データとして助かったのはうれしいが、作品として微妙・・・


「デフォルメキャラの眼球をデフォームなしのローテーションのみで動かせるのか?」の実験用データなのだが、ファイルをゲームエンジンやビューア用にファイル出力を分散させていたため、寄せ集めることでSoftimage上にシーンを再構築することができた。

いろいろと落胆しつつも、マシンを再起動。
本来のユーザーでログインし、コマンドプロンプトから[C->D]へのジャンクション解除、[C->E]へのジャンクション再設定をおこなった。

明日には換装用のHDDが届くと思うので、それまではバックアップをマメにしながら作業をすることにしよう。
今年は不運続き(正確には去年末か)、慎重にリスクヘッジを考えた対応・対処をしていかなくては。